2007年10月13日(土
)
長浦港・こなや丸 イイダコ釣り
毎年、秋になると出船している東京湾のイイダコ。見た目もカワイイし、釣り方も独特でナント、ラッキョウをエサにするというこの釣りを、ぜひとも一度やってみたいと思っていた。食べてもおいしそうだし。
しかし、今度今度と思いつつ、ナンダカンダで3年ほど経ってしまい、この釣りには縁がなかった。(実を言うとyauは、初めての事には、あまり挑戦したくない派。だから誘っても、あまりいい返事が返ってこなかったのだ。)
しかし、9月のある日職場のHさんが、「イイダコ釣りって面白そうですね!食ってもうまそうだし…」のひとことに端を発し、イイダコ釣り関する情報を入念にリサーチ後、艱難辛苦を乗り越えて、秋の東京湾の風物詩、イイダコ釣りに挑戦する運びとなったのでした。(リサーチした内容や艱難辛苦の詳細などは、めんどクサイので省略します…。)
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ワクワクの初挑戦!
初めての釣りモノは、いつだってドキドキワクワク。このふたりも例外ではないようで、出船前から笑顔満開です。港で待機中の2ショットです。
乗船して釣り座を確保。イイダコ船担当のケンタ船長から「初めてのヒトは、監視しますから、左舷に乗ってくださいね〜」船室のすぐ脇を指定されました〜。監視ってどういうことよ!?(笑)
そしてケンタ船長から、釣りかたを簡単にレクチャーされます。
「ふむふむ、なるほど」と最前列を陣取って、話を聞くF君。
普段あまりヒトの言うことに耳を傾けない傾向にあるF君、ちゃんと言うこと聞くんだよ。
船宿から支給されたイイダコテンヤ。ラッキョウがエサです!といっても今は、ラッキョウ型のプラスチックですが…。(ルアーみたいなもの?)
イイダコは、白っぽいものに抱きつく習性があり、ラッキョウやネギ、消しゴムや豚の脂身でも何でも釣れるそうです。なぜ、白いものに抱きつくのかは、イイダコに聞いて見なければわかりません。(一説によると、好物の2枚貝の色に似ているからなどありますが)
さて出船です。今日はbookuも船宿のレンタルタックルを使用します。
「釣れたイイダコは、そのままバケツにいれると脱走するので、これに入れてから、バケツに入れてくださいね」とケンタ船長から手渡されたアミ。聞くところによると、真ん中くらいまでイイダコがぎっしりはいったら約400杯、半分で200杯とのこと。とりあえずbookuは50杯くらいを目標に設定します。
ちなみにイイダコは、名人と素人に釣果の差がはっきり出る釣りで、それだけ奥深い釣りモノだといえます。名人クラスが200杯釣った日でもスソは、ヒトケタなんてこともあるようです。
20分ほど走って、ポイントに到着。
意外ですが、ポイントはアクアラインのすぐ脇の水深3〜6mくらいの浅場です。
さっそく仕掛けを下ろし、教わったとおりに底を小突いていると、なにやらモゾモゾと重くなったので、アワセてみます。
上がてみると、イイダコでした〜!
初めてのイイダコ。船べりでフリーにすると、意外とすばしっこく、ピョンとジャンプしたりします。結構カワイイです!
Hさんも真剣に底を小突きます。すぐにヒットさせてました〜!さすがです。
お約束の一枚。
そしてF君にもヒット。良かったね。
晴れ間が出てきました。
3人ともいつになく、真剣に釣っています。しかし、この釣り、5尾ほど釣って、タイミングとか、ラインの張り具合とか「よし!なんとなく分かったぞ!」と思ったら、途端に分からなくなり、の繰り返し。実際、場所と時間が変わるとアタリの出方というか、ノリ具合というかが変化します。こりゃあ、奥が深そうです。
簡単に数杯はキャッチできたものの、つかめそうでつかめない釣りモノです。それぞれ「よし、分かった!」と口にすると、その人だけバタバタと連続ヒットさせるのですが、「あ〜、また分かんなくなっちゃった」としばらく沈黙するような感じです。
開始から1時間ほどは、好調にヒットさせたF君。このまま、ひとり勝ちか?と焦りましたが、しかしそこはF君。期待を裏切らず、すぐに「分かんなくなっちゃった…」と言って、なかなか釣果を伸ばせなくなります。
酒でも飲むかと、自前の梅酒をグビグビやりはじめました。
そんななか、コンスタントにヒットさせていたHさん。
今日は、全員で帰りの昼メシをかけて勝負していたので、ふたりの動向が気になりますが、おっと、Hさんが寝てる〜。
大丈夫ですか?
でもどうせなら、F君が負ける展開の方が面白いんですけど!?
しかし、F君はどうもやっぱり不器用なので、さっぱり釣れていません。
bookuも安心して一杯やります。
この釣りは7時出船の11時30分納竿。実釣時間は4時間弱。あっという間に終了となりました。この日のbookuの釣果は、40杯くらい。目標達成ならず…。
途中で小1時間ほど居眠りしていたHさん。それでも30杯ほど確保してます。
寝てなかったら、もっと釣れてたでしょうネ。
スソは予想通りF君。18杯だそうです(笑)。さすがです!
でもとりあえず釣れて良かったね〜!
帰り、ラーメンをbookuとHさんいおごるハメになったF君でした。
あんまりがっかりしないで、次回はガンバレよ〜!
(ヒトの話は良く聞いて、なおかつ実行しましょう)
初めてのイイダコ釣りは、「ユルイけど、奥深い」独特の趣の釣りものでしたが、みんなでワイワイ楽しくやれる釣りモノでもあり、楽しい秋の1日を過ごすことができました。
持って帰った40杯のイイダコは、おでんの具、タコ飯、さっと湯通ししてポン酢で和えて、と色々楽しめました!身も柔らかく、美味しかったので実家の家族全員でペロリとたいらげちゃいました。
これから秋が深まるにつれて、さらに釣趣に奥深さが増し、ますます名人と素人の差がでる時期になる、ある意味面白い季節を迎えるとのこと。
もう1回トライしたくなっちゃうかもしれません!?
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