2007年11月3日(土
)
長浦港・こなや丸 ショウサイフグ
今年も、こなや丸でショウサイフグ釣りが始まった。
2年前に初挑戦して以来、bookuはシーズンに2回くらいずつトライしてきたが、いくたびにフグさんの態度は異なり、今だ掴めていない釣りモノだ。
アタリの出方が、毎回違う。というか、1日のうちで刻々と変わっていく。(っていうほど釣っちゃいないけど…)。誘いをかけた方が良いのか?タナは底ベッタリでいいのか?ハリスの長さはどれくらいがいいのか?道具はコレでいいのか?試行錯誤して色々試してみることで、それなりに釣果に差が出そうな釣り物で、それだけ奥深い。
そして、食べても美味しい(←コレ重要です)
というわけで、前置きが長くなりましたが、今季初めてのショウサイフグ釣りに行ってきました〜!
今回は、yauも食べたい、いや、釣りたいというので、二人での釣行とあいなりました。さあ、フグ釣りのコツ、掴めるのでしょうか?
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yauにとって初めてのフグ釣り!
今回、初挑戦のyau。出船前に船長に挨拶をして、船長室のすぐ横に陣取り、いつでもアドバイスを受けられるようにします。
こなやの船長は、わりと細かくお客さんのことを見てくれるので、釣りをしている間も、色々アドバイスをしてくれ、頼りになります。今回も出船前に健太船長に、大まかなポイントを教えてもらい、神妙な態度でタックルをセッティングするyauです。
目指すポイントは、富津の海苔の養殖棚周り。ポイントまで、やや時間があるのでせっせとエビの殻むきをします。まだ、これくらいの気候なら手がかじかまなくていいですね。
こなや丸オリジナルの仕掛けです。2組で500円。
bookuとyauがトライするのは、「喰わせフグ」といって、胴付き3本針仕様で、カットウは使いません。
今回のタックル。
bookuのロッドは、アルファタックルの海人河豚 LITE FLEX170。今回、yauにも同シリーズの150を新調しました〜。穂先の部分は、170とまったく同じで、胴の部分が20センチ短い仕様ですので、体の小さなyauには、コレでいいかなとbookuがチョイスしました。
これが、後で船長からダメ出しされるとは!?
富津の海苔棚周辺です。地元の漁師さんの小型の船が多い海域です。
他の船宿の、フグ船もチラホラ見かけまーす。
ポイント探査中。
このワクワクの時間がいいんですよね!
そして、待望の「ハイどうぞ〜」のアナウンス。
各人、一斉に仕掛けを投じます。水深8m、オモリは20号を使用します。
初めてすぐに「難しい〜」「分かんな〜い」を連発するyau。
bookuも頭では、分かっているのですがうまくいきません。
釣り方としては、とりあえずオモリは
ベタ底を着かず離れずでキープ
。ゼッタイ何があってもキープして、竿先が少しでもおかしな動きをしたら、シャープに、でも優しくロッドを30センチほど跳ね上げてアワセを入れます。とコレだけ聞くと簡単に思えるのですが、コレが本当に難しい〜。
なぜなら、船は絶えず波で上下左右に動いているので、船の動きに合わせて竿先を的確に動して、仕掛けが動かないようにしなければ、フグのアタリはとれないのです。
今日は比較的穏やかな天候なのですが、それでも波はあります。少しでも気を許すとオモリが海底を叩いてしまうので、フグの繊細なアタリは分からなくなる=エサだけ盗られてしまいます。序盤は、それの繰り返しでした〜(泣)。
開始から2時間、二人で「分からない〜」「難し〜」を連発。当然タルの中はご覧のありさまです。
船の上下動に合わせて竿を動かし、細心の注意を払って集中していても、仕掛けを上げるとエサだけ喰われ…。
しかし、今日は、フグの食い込みも悪いらしく、周りのベテランっぽい方たちもそれほど釣れていません。ココは辛抱です!
今日のbookuは、殊勝にも水を飲んでます(笑)。
釣りに集中です!!
そして、開始から2時間。船長からyauに痛いひと言が!
「○○さん(yauの本名)。そのロッド、短いから船の動きについていけてないよね?さっきから見てたらさ、
そのロッドじゃダメだね!
」
ガーン!せっかく購入したロッドですが、実釣2時間でダメ出しをくらい、大ショックです。
しかし、船長は、親切にも「コレ使ってみてヨ」とマイタックルを差し出してくれました。
感謝です。↑の画像でyauが手にしているのが、お借りしたタックルです。とても使いやすかったらしく、「同じのが欲しい〜!」とyauも気にいってました。
(ちなみに今日のフグ船担当は、親方でした。ありがとうございました!)
そして…。ロッドを借りた途端、yauにヒット!信じられない…。
タックルって重要です。単に気分の問題もあるのかもしれませんが…。
そして、すぐに追釣 by yau…。
それを見て、親方がbookuにひとこと。「もう奥さんに遠慮しなくていいんだから、そろそろ釣っちゃってよ!」
booku、絶句。ヤケ飲み開始。
でも集中してさお先を見つめます。すると、微かに、一瞬だけ穂先がフワリ!
やった〜!釣れました!bookuの1尾目です。
と、ここで移動を決意した船長です。何か良い情報が無線で入ったのでしょうか?
10分ほど、船に揺られます。
そして、bookuが反撃開始〜!やっぱりbookuは少し呑んでいた方が調子いいのかも!?
天気も晴れてきました!
気持ちイイ〜!
エサの甘エビ刺身をつまみに、呑み進めます。
って本当は、食べてません。お腹こわしそうですから…。
結局、この日は、この後、また二人とも沈黙し、釣果を伸ばせず。
bookuが4尾、yauが2尾でした。渋〜い釣果です(涙)。
ちなみにこの日の竿頭は、ナント18尾。3番手までツ抜けだそうで…。
ここまで、差がでてしまうとは!ため息がでます、本当…。
二人で6尾の釣果でしたが、型は良かったので、量は十分でした!
まずお刺身〜。うまい!
そして唐揚げ。コレも絶品です。
bookuがヒットさせた30センチ程のアイナメ君も、煮付けでおいしく頂きました。
これから冬が深まるにつれて、さらに釣趣に奥深さが増し、ますます名人と素人の差がでる時期になる、ある意味面白い季節を迎えるとのこと。
また、行きたいです!
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