2006年8月14日(月)

高知駅から再び普通電車に乗って、窪川駅に向かいます。高知から窪川までは、約2時間の距離。
本当は、朝早めの電車に乗って、午前中には自転車を漕ぎ始めたかったのに、朝寝坊をしてしまい、結局駅に着いたのは、昼前でした(汗)
窪川から、いよいよ野宿しながらの自転車ツーリング
です。


さあ、いよいよ四万十川との再会


ホテルから高知駅までは、歩いて3分の距離ですが、この道のりは、体力の衰えを感じさせる悲しい時間となりました(笑)
炎天下のなか、輪行袋に入れた自転車とキャンプ道具一式は、鉛のように重く、5歩進んでは、1分休み、10歩進んでは2分休みと、実に駅まで30分以上かかりました(汗)
やっぱり体力作りは大事です。




今日もローカル線に揺られて、のんびりと…。




海沿いをのんびりと走ります。
途中、こんな風景に何度も出会いました。




さあ、窪川に到着です。




さっそく、駅の軒下を借りて、自転車を組立てて、荷物を積み込みます。
気温35度。日陰でも汗が次から次に滴って止まりません。




なんとか、自転車も無事に組み立て、いよいよ出発!




走り始めると、汗が引いていきます。
風が気持ちいい〜。




そして、7年ぶりの四万十川です。川でおじいさんとお孫さんが遊んでいます。
なつかしい心癒される風景です。




沈下橋が見えます。
こんな風景を見ながら自転車を漕いでいると、日常の嫌なことなど忘れてしまいますネ。




休憩は、こまめにとります。
さすがに、ツーリング中はアルコール類は控えているようです(笑)。




道端にイノシシが檻に入れられていました。しばらく見ていたら、オジサンが出てきて餌をやりはじめたので、聞いてみたら「3年前に迷っていたウリ坊を拾った」とのこと。以来、近所の人には、いつボタン鍋にするの?とからかわれながらも、愛情が沸いてしまって飼い続けているそうです。




さすがイノシシ。すごい勢いで食事中です。




続いて発見したのは、高知名物「アイスクリン」の移動販売車です。
高知では、道沿いにこのようなアイスクリン屋さんが、けっこういます。
素朴な味で美味しいです。




「オジサン、アイスクリン大盛りネ(笑)」
「よしきた〜」




そして、時間も5時近くなりほど良いキャンプ地を見つけたので、川原に下ります。




川に着いたら、まずは服のまま飛び込みます。気持ちいい〜。
洗濯と入浴を兼ねてひと泳ぎ。最高です。




嬉しそうですネ。




数日前に雨が降ったためやや濁りが入っていました。あまり透明度が高くないのですが、ヨシノボリ発見!




ひとしきり泳いだら、今夜の寝床を設営します。
このテントは、シェラデザインのもので、テント本体がメッシュのため、とても通気性が良く、夏場には良いです。




設営が済んだら、沈下橋を渡って燃料の買い出しです。
夕方近くなると。自転車で走りながら、酒屋(雑貨屋)さんを探して、その酒屋さんからなるべく近くて、比較的ロケーションの良い場所にテントを張るようにしています。
そうすれば、夜の11時までだったら自販機にビールの補充にも行けるし、何かあった場合でも安心です。




こんばんの晩ごはんです。きゅうりやトマトなどの野菜類、それに自家製の味噌などを近所の方に分けて頂きました。
また、商店でビールや地酒を買った際、下でキャンプしていると話したら、飼っているウコッケイの卵や、氷やお茶をいただき、クーラーボックスまで貸して頂いてしまいました。
その時、言われた、「今度あんたらが誰か難儀している人を見かけたら、親切にしてあげればいいんですよ」という言葉が、とても印象的でした。




ビールを飲んだら、地元のお酒で、ダバダ火振りという栗焼酎の限定版で、紫いもの焼酎をブレンドした、とても珍しいダバダロゼというお酒をロックで呑み始めます。
きれいな紅色のお酒で、ほんのりとした上品な甘みと芳醇な香りのとても呑みやすいお酒です。ついついススんでしまいます。




すっかり暗くなって、川面を渡る風が心地良いです。
流木を集めて、小さな焚き火を熾しました。
焚き火にあたりながら、何をするでもなく、火のはぜる音に耳を傾けます…。
キャンプでもっとも素敵な時間です。




つまみの後の主食は白米を炊いて、それにレトルトのカレーをかけました。
自転車で旅をしていると、いつもよりお腹が減ってついついたくさん食べてしまいます。




お腹も満たされて、空を見上げれば満点の星空。
ちびちびと焼酎のロックを呑みながら昼間の疲れもあってか、焚き火の前でうつらうつら…。
至福の時間が過ぎていきます。





 
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